【妊活】【育児】流産を経験して成長できたこと
流産はできれば経験したくなかったけど、そのおかげで強くなった気がします。
- 作者: 流産死産新生児死で子をなくした親の会
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2002/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 43回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
私は小さい頃から、「自分は生まれてくるべきじゃなかった」とわりと真剣に考えるタチでした。
兄弟と比べて性格も悪いし社交的でもないし、祖母とかからも弟の方が大事にされてばかりで、私は「あの子は可愛くない」とか言われていて、「こんな私は生まれてくるべきじゃなかったんだろうな」とわりと本気で考えていました。
それでも人一倍死にたいとかは思わなくて、「将来はこんな風になってやる!」という夢だけは強く、実際その頃夢に描いていた通りに漫画でお仕事をいただけるまでになりましたし、お話を書いて生計を立てるまでに至りました。
「生まれるべきじゃなかった」という考えを自分で覆したかったんでしょうね。
でもそういうお仕事につくようになって、私を「可愛くない」と言っていた祖母は手のひらを返して「私の才能が遺伝したんだ」と自慢げにしていて「けっ!(# ゚Д゚)」と思いました(^ω^; )
話が逸れましたが、そうやって自分の生まれてきた価値を信じられなかった私が、結婚したことで子供がほしいと願うようになります。
そして流産を経験して、自分を責める中で、「自分なんか生まれてくるべきじゃなかったとか考えてる奴が親になろうとするなんて間違ってたんだ」と思うようになりました。
今では自分を責める中ではいい意味での自責だった気がしています。
生まれてくるべきとかそうじゃないとか関係なく、生まれてこれたってことはすごいことだったんだと、やっと気づけたんです。
自分が生まれてくるべきとか、そうじゃないとか、そんなレベルの話じゃなくて、神様とか運命とか、もっともっと大きな流れとか思し召しとかの中で、やっと生まれてくることができたんだから、ごにょごにょ考えるのはやめて、生まれてこれたことを「良かった」と思うしかないんだと。
「生まれてくるべきじゃなかった」とか考えてたって、好きなことしてる時は楽しいし、好物を食べたらおいしいし、結婚もできて幸せいっぱいなわけです。
もういい加減、中二みたいなことを考えるのは終わりにしないといけない時期に来たんだと思いました。
実際、「私なんか生まれてこない方が良かった」って言ってる親って、なんかかっこ悪いですもんね( ;´-ω-)
赤ちゃんの死を前にして―流産・死産・新生児死亡への関わり方とこころのケア
- 作者: 竹内正人
- 出版社/メーカー: 中央法規出版
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
あと、無事に出産できた今思えることは、流産のつらい過去があるから、育児でどれだけつらいことがあっても「生きていてくれるだけで幸せ」と思って乗り越えられる強さが生まれました。
もちろんつらいこともありますし、泣き止まない赤ちゃんと一緒に泣いていることもあるんですが、やっぱり「生きていてくれるだけで幸せ」なんです。
一緒に泣きわめきながらも、頭を撫でていられるだけで、つらさよりも「良かった」が大きくなってきます。
流産を経験していないお母さんでもそういう強さをお持ちかもしれませんが、私はそんなに強い方ではなかったので、生まれてこれなかった子のおかげで強くなれて、目の前の子のお世話をしっかりできるよう成長できたと思います。
もちろんあの子も産んであげたかったけど、もしそうなれたら今目の前にいる子には時期的に生まれてないわけで、あの過去があるから今があるというか、過去を変えたいと思うんじゃなくて、これまでのことに感謝しながら今を大事にしていこうと思うようになりました。
はぐくみプラス FUWARI 30日分 プラセンタ サプリ ヒアルロン酸 ビタミン E セラミド 美容
- 出版社/メーカー: はぐくみプラス
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る