こごめの買わない生活

  妊活、出産、育児中も、なるべく物を買わずに節約生活♪          そんな中で、本当に買って良かった物をご紹介します★

【妊活】流産の悲しみから救われた瞬間

初めての妊娠で稽留流産になってしまい、子宮の中身が全部排出された次の日。

排出されたものと一緒に家にこもっていることに恐怖を感じて、一人で外に出かけることにしました。

そしてお寺に行って大きな仏像の前に立った時、「あぁ、大丈夫だ」と思うことができました。

 

夢みる巨大仏 東日本の大仏たち (KanKanTrip Japan 4)

夢みる巨大仏 東日本の大仏たち (KanKanTrip Japan 4)

 

初めて自分の身体の中に命が宿り、それが消えてしまって、とにかく悲しいしおかしくなってしまいそうで怖いし、消えてしまった命に対してどうしてあげたらいいのか、不安でいっぱいでした。

でも見上げるほど大きな仏像の前に立つと、「大丈夫だ。きっと何とかしてくださる」と思えたのです。

とても不思議な感覚でした。

 

それ以降お寺に行っても、あの日のような感覚になることはありませんでした。

仏様が本当に必要な時に、必要な手を差し伸べてくれていたんだと思います。

 

元々寺社仏閣は好きですし、よく足を運んでいる方ですが、そこまで信心深い方ではありませんし、こんな時だけ頼ってしまうゲンキンな奴ですが、本当に救われました。

こういう時の心に寄り添ってくれるから宗教というものはあるんだなと思ったほどです。

 

それに仏様はその道(人間の生き死に)のプロ。

とてつもなく遠い昔から亡くなった人を受け入れて導いてくれているわけです。

私が心配しなくても、お任せしておけば流れた子はちゃんと成仏できる。

だから私はとにかくその子のことを忘れないで、想いを馳せて、成仏して浄土で安らかに過ごしてくれることを願うだけだなと思うことができました。

 

前の記事で書いた通り、私は神頼みはしない主義なので「いつもありがとうございます。これからも頑張りますのでよろしくお願いします」とお祈りするのですが、この時から「浄土に行ったあの子をどうぞよろしくお願いします」が足されました。

 

命日は厳密には分かりませんが、私の体内からさようならした日を命日として、毎年ちゃんと思い出してお祈りすることにしています。

 

大仏をめぐろう

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心やすらぐ仏像なぞり描き

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不育症学級(改訂版)

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