【妊娠】妊娠高血圧の対策で忘れてはいけないこと
太ると妊娠高血圧になる。
塩分を取り過ぎても妊娠高血圧になる。
一応原因は不明とは言われていますが、この二つは絶対に気を付けないといけない注意点です。
それを念頭に置いていたとしても、逆を言えば、
「軽度の妊娠高血圧になったとしても、そこからまた痩せればいいんでしょ?」
「塩分を我慢するだけでいいでしょ?」
という考えに陥りがちです。
私も最初はそうでした。
が、そんなに簡単なものではなかったのです!!(泣)
案1 「また痩せればいいんでしょ?」
これは一番に思いついたことで、頑張って運動して、汗をかいて、塩分を輩出して、脂肪も燃やせば、妊娠高血圧から脱却できるのではないか?
普通の身体の時はそれで高血圧から卒業できるかもしれません。
が、問題はお腹の中の赤ちゃんです。
血圧が上がり過ぎると、赤ちゃんにうまく栄養がいきわたりません。
つまりはこれ以上血圧を上げられない。
そこで医者から言い渡されたのは、「トイレやお風呂など必要最低限の行動以外は寝て過ごせ」という絶対安静命令です。
なので、運動なんて血圧が上がる行動をとって痩せようなんてできるわけがないのです。
「あとで痩せよう」は到底無理。
「痩せるなら今でしょ!」です(古い;;)。
案2 「塩分を控えればいいんでしょ?」
これは現代の食生活に慣れてしまっている人間には本当に酷です。
美味しいものはとにかく塩分が高いんです。
私は妊娠高血圧(軽症)と診断されてから出産までは1か月足らずでしたが、その期間ですら減塩生活はつらかったです。
薄味の食事に飽き飽きしますし、いつまた血圧がガッと上がって赤ちゃんに危機が及ぶんじゃないかと不安でたまらない生活は気が休まりません。
「赤ちゃんのためならどんなことでも耐えてみせる」と思っていましたが、やっぱり減塩はつらい!!
夫に怒られるので、目を盗んで味を濃くしようとしている自分がいました…。
最後の方は絶対安静でご飯も夫に作ってもらっていたので、かなり減塩生活できましたが、とにかくつらい!!!
カップヌードルとか食べたい!←一日の摂取限度に近い塩分が入っているので食べれるわけがない;;
「妊娠高血圧になってから減塩すればいい」というのじゃ遅いですし、もうあとがない減塩生活は本当につらいので、甘く見ないで発症前からゆとりをもった減塩生活を送って予防に努める方が絶対いいです。
実際、生まれてきた私の娘は低出生体重で、これは妊娠高血圧のせいだと言われました。
問題なく元気な子ではあるのですが、その後も成長曲線から外れ(平均より小柄)、育てていく上でずっと頭を悩ませることになりました。
娘に対しても「ごめんね」という気持ちが拭えません。
1歳になった今はギリギリ成長曲線の範囲内なので、これから平均的になって心配も減るといいなと思います。
妊娠高血圧にさえならなければと思わずにはいられません。
もちろん、どうやったって妊娠高血圧になったかもしれませんし、他の原因もあって低出生体重だったかもしれませんが、まずは高血圧にならないに越したことはありません。
なってからでは対策が大きく限定される(まず動けなくなる)。
減塩は本当につらくて何度も負けそうになる。
私自身、最初はかなりなめてかかっていて、あとで後悔することになったので、是非騙されたと思って予防を頑張ってください。
母子の健康が一番ですし、やるならつらくない対処法を早めにとる方が断然楽です。