【妊活】【育児】我が子が不妊や育児で苦しんでいる時に親がしてはいけないこと
ここ数日の記事のまとめのようになりますが、不妊や育児で悩む子をもつ親御さんには、絶対に気を付けてもらいたいことがあります。
昨日の記事で書きましたが、うちの父のように頭のおかしい人間はまれだと思いますし、普通は自分の子供が苦しむようなことはしたくないでしょうし、「これはしないで」と言われたら極力守ると思います。
そういうまっとうな判断のできる人は、不妊に苦しんでいる我が子に対して、
「あそこの家はもう子供ができたらしい」
「まだなのか?」
「(○○のイベントごとには)間に合わなかったな」
という話をしてはいけません。
孫の顔が早く見たいのなら、本人たちにストレスを与えないことが一番です。
何か役に立ちたいとか、アドバイスをしたいとかいう気遣いは不要です。
むしろ逆効果になります。
何も言わないで、何もしないでください。
そっとしておいてください。
不妊に苦しんでいる人は自己肯定感が下がって自己嫌悪に陥っていることが多いです。
「私なんて…」と苦しんでいますが、励ましの言葉は要りません。
良かれと思って言った言葉が傷つけることになりかねないですし、自分から「何か言って元気づけなきゃ!」と奮起したところで、上っ面の励ましの言葉は心に留まりません。
ただただ、今の状況を受け入れて見守ってあげてください。
全く関係ないこととか、我が子の好きな趣味のこととかをしゃべって、気を紛らわしてあげてください。
不妊治療はお金がかかるので、もしかしたら節約生活をしているかもしれません。
ちょっといいお店に行って、身体に良さそうなご飯を食べて、おごってあげたりするのもいいかもしれません。
私が親にそんなことを求めていたわけではありませんが、もし自分が親になって子供が不妊で苦しんでいたら、それくらいしかできることは思いつきません。
うちの姑みたいに「最近顔を出してないんだから食事くらいつきあいなさい」といって呼び出しておいて、当然のように全額支払わせるようなことはしないであげた方がいいかなと思います。
あと、不妊にも育児にも言えることですが、もし子供がそれらのことについて相談して来たら、自分の経験や意見を言ってはいけません。
「相談」というから「何か答えを返してあげなきゃ」と思うのかもしれませんね。
でも話している方としては、ただつらい胸の内を吐き出したいだけなんです。
「そっか…。大変だね。頑張ってるね」と受け止めるだけでいいんです。
「私の時はこうしたわよ」なんて言葉は成功者がドヤ顔を見せつけている行為に他なりません。
うちの姑のようにマウンティングが好きな人は話している時は優越感に浸れて嬉しくてどんどん話したくなるかもしれませんが、聞いてる方はその真逆の苦しみを味わうことになります。
たとえ「何かタメになるかなと思って」という思いやりがあってのことかもしれませんが、その思いやりの気持ちがあるならむしろ黙っていてください。
ますます本人たちの自己肯定感が下がるだけです。
経験は語らず、聞き役に徹してください。
そして、我が子が話してきたことは基本的に秘密にしてあげてください。
悩んでいる方はいっぱいいっぱいで、「誰にも言わないで」とクギをさし忘れているだけかもしれません。
「言わないで」と言われてなくても、それが「言っていい」ということではありません。
我が子からの相談がとても重くて、自分も苦しくなってきたから誰かに話したいという時は、しゃべってもいいか本人に確認を取ってください。
私の場合は、母が「自分もつらくて」と言ってきた時は「当事者でもないのに何がそんなに苦しいんだ」と思いましたが、巻き込んでしまった以上、どうしてもつらいなら実母が祖母に話すくらいなら許せます。
でも所詮当事者ではないので本人に比べたら大してつらいわけではないと思いますし、もし私が親になって子供が不妊で苦しんでいたら、どれだけ重い話を相談されても自分の中にとどめておこうと思います。
不妊でも育児の悩みでも、
一緒に苦しんであげるのが、唯一のできることだと思うからです。
正直、「我が子が抜け出せない苦しみの中にいるのに、自分は楽になろうとして人におしゃべりしちゃうんだ」と、見捨てられたような気がしました。
「あなたは悪くないよ。どんな時でも味方だよ」という気持ちで、逃げずに寄り添っていてほしかったんだと思います。
不妊の場合に戻りますが、逆に気を遣いすぎても、「そんなに心配かけてるんだ。早く孫の顔を見せてあげなきゃ」となりかねないので、子供ができないことを気にしていない風を装って、でも無神経なことをしないというスタンスがいいのではと思います。
気にしないからといって、カフェインばんばんのコーヒー豆を家に送りつけたり、問答無用で緑茶を出して、「ちょっとくらい平気でしょ」と無理に飲ませるような、うちの姑のようなことはしない方がいいと思います。
他に何もないなら水でいいんですよ。
ちょっとでも悪影響になりかねないことはしたくないという場合もあるので、カフェインを摂取させないというのは親が気を付けられる数少ないことかもしれません。
でもそこで「カフェインは今はダメよね」とか、わざわざ「私、気を遣えてる!(´・∀・`)ドヤァ!!」って感じで言わなくていいです。
不妊系の話や、そういう話題を回避することにうんざりしている時もあるんです。
無言でさらりとスマートに、ノンカフェインやカフェインレスの飲み物を出してあげてください。
「あれもダメ、これもダメとか言って、これじゃあ何もできないじゃないか!」となると思いますが、実際子供が不妊で苦しんでいる時に、カフェインの飲み物を出さないとか以外に親ができることなんて何もないと思います。
話を聞くだけ。
自分の意見は言わない。
もちろん急かすようなことは絶対に言わない。
あたたかく見守る。
子供がまだ生まれないことについて気にしていない風を装う。
でもマイナスになるようなことはしないよう気を付ける。
黙って見守っていれば、もしかしたら「私たちの現状を認めてくれている」と思ってもらえるかもしれません。
黙って受け止めることくらいしか、本人たちの自己肯定感を上げてあげて、心を軽くするすべはないと思います。
子供はいなくても、夫婦が二人で暮らしている幸せは存在しているわけです。
我が子が結婚した時の嬉しさを思い出して、その時の喜びのままに見守ってあげてください。
何もできないとはいっても、やっぱり実の親には頼ることもあるでしょうし、そういう存在は救いではあります。
わらにもすがる思いで救いを求めたのに、親に最悪なことばかりされて更にどん底に落ちてはお互いに不幸です。
大してできることはなくてもどかしいでしょうが、少なくとも「こんなことをしたら傷つけるだけ」というNG行為ははっきりしているので、我が子のことを思うならどうかその点を気を付けてあげてください。
私も娘を持つ身として万一の時は気を付けたいですし、不妊や育児で苦しんでいる同年代の友達を苦しめないよう、充分気を付けていきたいと思います。
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